fc2ブログ

与那国島沖の海底遺跡が世界史のどこに組み込まれ得るかという問題は未解決の分野です。 せっかくですから、この巨大なテーマを、自由な発想と柔軟な心で考察する(ブログ上の)素人学会ができれば・・・と夢みています。

27 邪馬台国と中国 3

66 邪馬台国エジプト説

邪馬台国と中国 3

前回、中国とギリシャという、この遠く離れた二つの文明のあいだに、ミノア文明の時代以前からの交流があったのではないかということについて書きました。
これに関連した面白いホームページを見つけましたので紹介します。


ミノア時代の「中国とギリシャ」の交流?

tkoletsis氏の記事
「How many Greek letters can you recognize here」
http://able2know.org/topic/113970-1

「Greek influence in ancient China Scripting?」
http://www.chinese-forums.com/index.php?/topic/16563-greek-influence-in-ancient-china-scripting

この2つの記事を取り上げて、太古において、中国とギリシャとの間に交流があったかどうかということを検証をしてみます。ただし、私は、英語が不得意で、上手に説明できませんので、上記で検索してみてください。

tkoletsis氏は、「中国の商時代(BC1028~BC771年)の青銅器に彫られている一篇の詩文の写真を提示して、「この中に、古代ギリシャの文字がいくつ認識できるか?」と問いかけ、70余文字の中に20文字もギリシャ文字があることに注目させています。
図 http://www.greek-thesaurus.gr/images/pub/china-script-1.jpg

そして、「これらのシンボルは、紀元前は800年ころ、ギリシャ語の領域に表示されたとされているものですが、これは非常に奇妙であり、ギリシャ語のアルファベットの起源についての定説を見直すべきである」と説かれています。
その理由として、「すでに新石器時代の中国において、古代ギリシャの文字や記号が多く見られる」こと、例えば、「江西清江の呉城(BC1530~1395年)出土の陶文や鄭州二里岡(BC1620~1595年)出土の陶文にもギリシャのものとよく似た記号が多く見出せる」として、画像を添付しいます。
http://www.allempires.net/how-many-greek-letters-can-you-recognize-here_topic23754.html

1952年に西安市の半坡(はんは)村で発見された「27種類の記号(半坡文字)が刻まれた陶器と陶片、(炭素年代測定から紀元前約6000年から紀元前約4000年の遺物であるとされている)にも、ギリシャ文字そっくりなものがかなりある」ことを紹介しています。

わたくしも、半坡文字は、ミノア時代の線文字Aや線文字Bを連想させると思います。
同様の記号は、陝西省宝鶏市の北尾根、長安五樓、郃陽莘野、銅川市の李家溝と臨潼区の姜寨、零口、垣頭などの仰韶文化遺跡からも出土しているのです。


tkoletsis氏は、「新石器時代に属するといわれている甘粛省仰韶文化出土の彩陶とギリシャの初期青銅器時代の彩陶との類似」についても述べていて、「陶土の色、黒色顔料で施こされた絵付け、そして、スパイラル(渦巻き)模様などにも顕著な共通点があること」を指摘しています。

仰韶文化(ぎょうしょうぶんか、ヤンシャオぶんか、Yangshao cultureは、中国の黄河中流全域に存在した新石器時代の文化で、年代は紀元前5000年から紀元前3000年あたりといわれている文化です。
1921年に河南省澠池県仰韶村において、スゥエーデン人アンダーソン氏が特徴的な彩陶を発見したことから、仰韶文化という名称がつけられています。
この文化栄えた地域は、河南省、陝西省および山西省です。

この仰韶文化の彩陶について、説明を加えますと、陶土を成形し乾燥させてから顔料で文様を描き、再び焼成して、黒色または褐色に出色する顔料として酸化鉄が使われているのが特徴です。
文様は幾何学文が多いのですが、人面、魚など動物文も少なくありません。黄河流域の先史文化を特徴づける出土遺物として重要なものです。
近年の発掘調査により、甘粛、陝西、山西、河南の各省の、前5000~前3000年ごろの遺跡から、おびただしく数出土し、黄河流域の新石器文化の「彩陶」の存在がますます重視されるようになりました。
西は甘粛、青海から東は長江下流域まで広く分布しています。
そして、その「彩陶」の作風と模様は、キクラデス界隈の彩陶と、単なる「偶然の類似」とは云えないものがみられます。
ことに、サントリーに島の紀元前1500年ころの火山爆発で厚い火山灰に埋もれた彩陶との類似点は注目に値します。

さらに付け加えると、「ふくろう」面の陶器が出土していますが、これも、非常にギリシャ的な様相をしています。

彩陶(彩文土器)は西アジアから中国までみられ、ユーラシア大陸では、南ヨーロッパ、中央アジアなどをふくむ広い範囲から出土しています。アンダーソンは、彩陶文化と西方文明との関係を推測して、より文明として時代の古い西アジアから伝播(でんぱ)したのであろうと考えていたのですが、近年の考古学的成果により、各地域での彩陶製作年代が西方からの文化伝播ルートの順とは一致しておらず、現在は中国で生まれたとする説も有力です。

このほか、中南米などの原始農耕文明でも彩陶(彩文土器)がみられます。

ところで、仰韶文化(ぎょうしょうぶんか、ヤンシャオぶんか、Yangshao cultureについて、モスクワ大学の考古文化学者セルゲイ・ラプチェフSerger Lapteff 氏が、2006年、「Relationsips Between Jomon Culture and the culture of Yangtze, South China,and Continental Southeast Asian Areas」という論文を発表されて、縄文文化と中国の長江や華南、さらに、東南アジア大陸部との関連性があることを指摘しています。
そして、縄文土器は、中国から出土していることはもちろんですが、南米のエクアドルのバルディビア島から、熊本や宮崎の縄文土器と同じものが出土していて、むしろこのほうが話題になっています。
南太平洋上(オーストラリア近海)のバヌアツの島からは、青森県産の縄文土器(円筒下層C式、D式)と形も陶土の成分も酷似したものが出土しています。


こうしたなかで、ギリシャの古代文字と中国の古代文字とのあいだの「類似」と「影響」について問いかけたtkoletsisさんの記事「How many Greek letters can you recognize here」にたいして、多くの意見が寄せられています。検索してください。
「文明はヨーロッパのギリシャから発生したのであり、アジアの東とは関係が無いという見解がほとんどであり、文字や記号の一致は「偶然」だとみなされることが多いようです。

こうした、「固定観念」、「常識」を打ち破るにじゅうぶんな、おびただしい「仰韶文化出土物」をもってしても、このような固定観念を変えさせるようなパワーとはならないようです。
しかし、クレタ島出土の「ファイストス円盤」は、たった一枚で、こうした「固定観念」の壁を打ち壊してしまうパワーを秘めているのです。
なぜなら、ファイストス円盤は日本語で書かれており、おまけに、エジプトの歴史上最も権力を有していたことが聖書に記録されているヨセフのことが主題だからです。そして、聖書にも記されていない手がかり、「ヨセフの2人の息子が、海幸彦と山幸彦である」ことが明かされるように製作されているからです。
詳細は、私のこのブログの下記を参照してください。
この山幸彦とは、彦穂々手見命のことなのですが、その別伝が「浦島太郎」なのです。
「浦島太郎」のお話は、タイムスリップとタイムカプセルの観念が織り込まれた高度な内容を含んでいます。その根本は、ヨセフやその息子たちの山幸彦海幸彦たちからのメッセージなのです。
それは、エジプトやクレタ島のことであるとは言え、日本史の「区分では「縄文時代」にほかなりません。その時代に日本人が地中海方面で活躍していたという証が「ファイストス「円盤」という「タイムカプセル「なのです。

3  浦島太郎とアトランティス
4  浦島太郎と彦穂々手見命
5  クレタ島の粘土板に彦穂々手見命が


そして、ヨセフの一族がアトラスにして、トロアス(トロイア)、ヒッタイト、エジプト、ギリシャを支配していたことが導き出されるように製作されているのです。
プラトンの記した「クリティアス」ト「テマイオス」というアトランティス情報によれば、アトラスは、地の両極から支配していたことが書かれています。こうした、考古学的発掘物のおかげで、「地の両極」とは、東極と西極のことであり、文字通り「世界」を支配していたと考えられます。



ファイストス円盤のメッセージは、紀元前16世紀、すなわち、縄文時代という時代におけるわが先祖たちの「恐るべき高度な次元の片鱗を示しているのです。
それだけではありません。
ファイストス円盤にまつわる、「アメリカ人女性が解読した驚くべき内容」を、次回に発表します。、




スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

「考古学の再検証を!」 提唱者

Author:「考古学の再検証を!」 提唱者
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる