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与那国島沖の海底遺跡が世界史のどこに組み込まれ得るかという問題は未解決の分野です。 せっかくですから、この巨大なテーマを、自由な発想と柔軟な心で考察する(ブログ上の)素人学会ができれば・・・と夢みています。

34 世界最大級のミステリー ファイストス円盤 1

73 世界最大級のミステリー ファイストス円盤 1

ファイストス円盤と星座 1
Claire  Grace Watsonというアメリカの女性のホームページの中には、ファイストス円盤についての驚異的な内容が含まれています。
Claire Grace Watsonさんは、ファイストス円盤に、星座やピラミッド情報が刻まれていることを発見しました。

少なくとも次の事柄について、彼女の説が正しいことを確認できましたので、簡略に引用しながら説明していきます。

1、大の字型の人型の印11個を繋ぐと牡牛(タウロス)座を形成する。 A面+B面
2、犬の頭(火をも意味する)の印8個を繋ぐと、プレィアデス星座を形成する。B面
3、乳orトロスの印15個をつなぐとアルゴ船の星座を形成する。 B面
4、曲尺定規の印6個をつなぐとピラミッドを形成する。 A面
5、神官の印10個を繋ぐとピラミッドと箱を形成する。A面

このような、多重メッセージが含まれていることが判明したのです。
なかでも、もっとも、関心を引いたのが牡牛座タウロスです。


1 牡牛座 タウロス

ファイストス円盤のA面とB面を繋ぐと、図のような「おうし座タウロス」が、「大の字型の人」の刻印でつづられていると、ワトソン(Claire  Grace Watson)さんは解いています。

牡牛座 ワトソン図 
Claire Grace Watsonさんの作図による



この「タウロス星座」を構成しているのは、「大の字型の人」の刻印です。

大人 ワトソン図「ファイストス円盤」の解読を発表した高橋良典氏によれば、これを「大人」と書いて「うし」と読ませているというのですが、「大人=うし」は「国語辞書」にものっている由緒正しき日本語で、「貴人」「大物」のことです。
私は、この「大人」を「おおひと」と語り継がれている「ダイダラボッッチ」のことでもあり、それは、「タウロス=トロアス」つまり、トロイアのことであると解しています。
また、ダイダラボッチとはクレタ島のクノッソス宮殿などを建設したダイダロスのこと、すなわちダクチュロスのことでもあります。


トロイア人はトロアスとも呼ばれており、そのアナグラムがアトラスなのです。アトランティスとは「アトラスの娘たち」という意味なのですが、この牡牛座の中に存在するブレィアデス星座とヒアデス星座はその「アトラスの娘たち」の神話を星座化したものであると伝えられています。


聖書の「ヨブ記」38章31節
 あなたはブレアデス星座の鎖を結びつけることができるか。
 オリオン座の綱をとくことができるか。
 12宮を、その時々に引き出すことができるか。
 牡牛座をその子らの星々とともに導くことができるか。


牡牛座 プレアデスとヒアデス

オリオン座の三つ星を目印に、タウロス=牡牛座の肩にあるプレアデス=すばる星団の星々を繋いでみてください。
全天の星々の中で、この影の薄い見えにくいプレアデス=すばる星団が、聖書の「ヨブ記」や、「風土記」や、清少納言の「枕草子」のなかで、特別に言及されているのはなぜでしょう?

これらもみな、聖書とファイストス円盤とアトランティスの謎を解くようにと示唆したものだと考えられます。



2 プレィァデス星座

プレイアデス星座 ワトソン図
Claire Grace Watsonさん作図による

lion ワトソン図上のプレイアデス星座は、このような刻印を繋いで出来たものです。
左は、ワトソンさんの描いた図で、右は写真です。彼女はこれを雌ライオンととっていますが、犬という説もあります。
私は、これを、犬、そして、日と火を表していると考えています。詳細は後ほど。

日本では古来、プレアデス星団をすばる(昴)と呼んでいました。「すばる(統ばる)」または「すまる(統まる)」という言葉は、「すべる(統べる)」からきており、「統一されている」「一つに集まっている」という意味をもつといいます。

また、玉飾を糸でひとくくりとしたものを「万葉集」で「須売流玉(すまるのたま)」、「日本紀竟宴和歌」で「儒波窶玉(すばるのたま)」などと呼んだのと同様の用法です。これらは、「古事記」神大巻に記されている
「八尺の勾璁(まがたま)の五百津の美須麻流珠(みすまるのたま)」を指しているものと考えられます。
それは、日本の三種の神器の一つといわれているものです。

「古事記」

  天の安の河原に神集(かむつど)い集(つど)いて、
  高御産巣日の神の子、思金(おもいかね)の神に思わしめて
  常世(とこよ)の長鳴鳥(ながなきどり)を集めて鳴かしめて、
  天の安河の河上の天の堅石(かたいわ)を取り、
  天の金山(かなやま)の鐵(くろかね)を取りて、
  鍛人(かぬち)に天津麻羅(あまつまら)を求(ま)ぎて、
  伊斯許理度賣(いしこりどめ)の命に科(おほ)せ、
  鏡を作らしめ、玉祖(たまのおや)の命に科せて、
  八尺の勾璁の五百津の御須麻流珠(みすまるのたま)を作らしめて・・

と記されてあります。
そして、「古事記」神代巻の天稚彦と下照姫の物語には、

  阿米那流夜
  淤登多那婆多能 宇那賀世流
  多麻能美須麻流 美須麻流邇
  阿那陀麻波夜 
  美多邇 布多和多良須 
  阿治志貴多迦比古泥能迦微曾 

  天なるや  
  弟棚機の 項がせる
  玉の御統(みすまる) 御統に
  足玉はや
  み谷 二渡らす 
  阿遲志貴高日子根の神ぞ 

と記されてあります。
「古事記」の神宝製作の場面では「天の安の河原」、天稚彦と下照姫の場面では「棚機」という言葉で、天の川の七夕と天を連想させています。



奈良時代に成立したとされる「丹後国風土記」逸文に、浦島子(浦島太郎)が蓬莱島で出会った「其七豎子者(七人の童子)、昴星也。其八豎子者、畢星也」という記述がありますが、昴(すばる)星はプレアデス星団、畢(あめふり)星はヒアデス星団のことで、この二つの星団は、アトラスの子供たち、すなわち、アトランティスを星座化したものです。

プレアデスの星々には、アトラスの娘たちの名がつけられていますが、日本では、彼女たちは棚機七姫として伝わっています。プレアデスple iades(p-eleia-des)とは、棚機姫を意味するそうです。

 マイア(Μαια; Maia) 秋さり姫
 エーレクトラー(Ηλεκτρα; Electra) 糸織姫
 ターユゲテー(Ταυγετη; Taygete) ささがに姫
 アルキュオネー(Αλκυονη; Alcyone) 百子姫
 ケライノー(Κελαινω; Celaeno) 梶の葉姫
 アステロペー(Αστεροπη; Asterope) 朝顔姫
 メロペー(Μεροπη; Merope) ともし火姫 夕顔

この肉眼では識別し難いプレアデス星団が、3600年も昔に、ファイストス円盤上にちゃんと描かれているということは、驚異的なことです。この一件だけでも、ネイチャー誌に取り上げられるにふさわしい大発見ですのに、なぜか、少しも話題になってはいません。


2002年7月7日追記
トゥト・アンク・アメンは倭人すなわち日本人

今日は五節句のうちの「七夕」の節句です。
今宵は天の川を眺めて、牽牛が織女と会えて、至福の時を過ごされるよう願い、私たちも、至福にあやかれるように、願い事をするならわしの日です。
この行事は中国伝来の行事であるというのが通説ですが、それは間違いです。

日本の国典「古事記」神代巻に、「七夕」伝説の主役である「天稚彦と下照姫」の物語を取り上げてあるからです。

下照姫の歌を取り上げてみましょう。

  天なるや  
  弟棚機の 項がせる
  玉の御統(みすまる) 御統に
  足玉はや
  み谷 二渡らす 
  阿遲志貴高日子根の神ぞ 

ここに、棚機(たなばた)が詠われてあるだけではなく、「玉の御統(みすまる)」という神宝についても謳っているのです。
また、「御統(みすまる)」とは、プレイアデス星団のことでもあります。

そして、天稚彦をトゥト・アンク・アメンに、下照姫すなわち棚機姫をその妻のアンケセアメンになぞらえてあるのです。

つまり、トゥト・アンク・アメンがエジプト=倭(邪馬台国)であることを後代にわかってもらうための行事、それが七夕の行事と伝説なのです。
間もなく、「トゥト・アンク・アメンの秘宝」展がはじまります。
このブログを丁寧に読んでくださった方のみが、トゥト・アンク・アメンが、わが先祖であり、倭人すなわち日本人であるという真相を知る方々です。
心して、「トゥト・アンク・アメン展」を見に行ってください。

関連記事
3  浦島太郎とアトランティス
4  浦島太郎と彦穂々手見命
29 オリオンミステリー

46 古代エジプトと日本
56 鬼のルーツ?

 
以上 挿入 追記終わり




ほかにも、日本には気になる書物があります。
「南総里見八犬伝」です。
この物語の特徴を一言でまとめると、八犬がそれぞれ持っていた「仁義礼智忠信孝悌」の文字が浮きでた八つの珠にまつわる話です。
「総」は、すばる星の「すべる(統べる)」を連想し、玉飾を糸でひとくくりとしたものを「万葉集」で「須売流玉(すまるのたま)」ということを想起させる物語です。
そして、ファイストス円盤、における「昴(すばる)星座」の構成要素が「犬」でできているということと符合するのです。

それらの玉が、「四天王の目玉となる」という結末は、出エジプト記の次の記事を連想させます。

出エジプト記39章 
  イスラエルの子らの名を印章に彫ったものを付けて記念の石とした。・・・
  毛糸と亜麻の撚り糸で模様を織りだして、胸あてを作り、
  それに4列の宝石をはめ込んだ。
  第1列は ルビー、 トパーズ、 エメラルド、
  第2列は トルコ石、 サファイヤ、 ダイヤモンド、
  第3列は ヒヤシンス石、 めのう、 紫水晶、
  第4列は 緑柱石、 ラピスラズリ、 碧玉、
  この4列の宝石は金で縁取られた。
  これらの宝石はイスラエルの子らの名を表して、
  12の部族のために、各々の名が印章のように彫り付けられた。

こうした、あまりにも符合する点が多いということを見過ごすことはできません。




34 国難と神宝 「古事記」神宝の洗い直し を読み返してください。

「天照大御神と須佐之男命の神宝の洗い直し」という記述について考察しています。
「古事記」の神代記に、「天照大御神と須佐之男命の持つそれぞれの神宝を洗いなおして、心の清く明きことを知る」という不思議な記事があります。

天照大御神と須佐之男命の問答が書いてあるのですが、そのそもそもの原因を見ますと、「須佐之男命が、国を治さず、青山を枯れ山に成し、河海は乾し、悪神が蠅のようにはびこりたかって、万のものの妖悉(わざわい)ことごとに発生する」という破滅に瀕したことが発端なのです。

この記事に続いて、「誓約」、「真名}、「洗い直す」「心の清き明きは如何にして知らむ」という不思議にして、かつ聖書的モチーフがちりばめられているのです。原文を挙げてみます。

 「古事記」
  天照大御神詔りたまはく、
  「然らば汝の心の清く明きは、いかにして知らむ」とのりたまひき。
  ここに建速須佐之男命答えて、「おのおの誓約て子生まむ」とまをしき。

  かれ、ここに各天の安河を中に置きてうけふ時に、
  天照大御神まづ建速須佐之男命の佩ける十拳の剣を乞ひ度して、三段に打ち折りて、
  ぬなとももゆらに天の真名井に振り滌ぎて、
  さがみにかみて、吹き捨つる気吹のさ霧に成りし神の名は多紀理毘売命、
  亦の御名は奥津島比売命といふ。次に市寸島比売命、亦の御名は狭依毘売命といふ。
  次に多岐津比売命、。

  速須佐之男命、
  天照大御神の左の御みずらに纒かせる八尺勾玉の五百箇み統まるの珠を乞ひ度して、
  ぬなとももゆらに天の真名井に振り滌きて、
  さがみにかみて、吹き棄つる気吹のさ霧に成りし神の御名は、
  正勝吾勝勝速日天忍穂耳命。・・・

ここで「天照大御神の八尺の勾玉の五百箇み統まるの珠という神器を、天の真名井に於いて洗いなおすときに誕生する神の名は正勝吾勝勝速日天忍穂耳命」という記事が大きな手がかりとなります。
そして、ここにも、「天の安河」すなわち、「天の川」というキーワードが入っていますから、天の川とはどこのことかを知る必要があります。
29 オリオン・ミステリー「住吉大社神代記の謎」をご覧ください・

既に見ましたように、ファイストス円盤の彦穂穂手見命について検証しますと、彦穂々手見命の父はヨセフであることが導き出されました。すると、正勝吾勝勝速日天忍穂耳命はヤコブに該当するのです。
「聖書」創世記33章には、ヤコブが「神と戦い人と戦って勝った」という記事がありますが、それは「正勝吾勝勝速日天忍穂耳命」との同一性を示しているといえます。

すると、「古事記」の、「八尺の勾玉の五百箇(いおつ)御統まるの珠を洗いなおし」て出るのはヤコブ=イスラエルのことだということになります。
「古事記」のこの記事、「御神宝を洗いなおすことによって、正勝吾勝勝速日天忍穂耳命=ヤコブ=イスラエルが出現し、それが心の清さを証明するというのですから、これは「イスラエル問題」を秘めた内容だったということです!!

「誓約の物実である八尺瓊の五百箇み統まるの珠と十拳の剣を天の真名井に滌ぎ、洗い直す」言い換えれば「神器を洗いなおす」ことによって、「日の本の国が奪われる」という危機を回避することが可能になると言っているのです。


それは、日本の賢所の神器とファイストス円盤と照合して洗いなおせば、わが日本国民が誓約の民であることを証明できる「物実」があると示唆していることであり、わが神国のアイデンティティーが明確になるということです。
「み統まるの珠」などの神器は、賢木にとり付けられているのですから、すなわち、エデンの園の「人を賢くする」という知識の木や命の木にかかわることなのです。
こうして、主題が「命の木」即ち「世界樹」に帰納しました。





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コメント
又、お邪魔致します、
大変興味深い内容に、訪問する度に、いつも、ワクワクとさせて頂いています。
特に私がときめくような気持ちになるのは、古事記の記述と照合させている処です。

私も、色々と考える中で、最近、‘西洋の神と日本の神’というブログ記事を書きましたが、
日本は、夜空に神々の姿を描くことはせず、昇る朝陽を拝んできました。天の安河原も、天の川のことのようでありながら、それを絵で表わす時は、明るい昼間 (~朝) を背景にしています。
西洋と日本は左右を反対にする習慣もありますし、何か決定的な相違を根底に持っていると思います。
が、‘ファイストス円盤’は、日本語で読むことが出来る ということを、貴ブログで既に紹介されています。
そして、この度は、西洋の神々の姿である、星座が そこに 描かれてあることの説明が記されています。
‘ファイストス円盤’は、世界の東西の両方に通用する遺物である、ということだと思います。

日本の賢所の神器とファイストス円盤と照合して洗いなおせば、わが日本国民が誓約の民であることを証明できる「物実」があると示唆していることであり、わが神国のアイデンティティーが明確になるということ

ー ー ー この考え方に、強く心が動かされます。

私も、尚、地道に、考え続けて参りたいと思います。

2011/12/13(火) 12:27 | URL | 五節句 #-[ 編集]
五節句様
五節句様 コメント有難うございます。
とても励みになります。

「古事記」の記述と照合させている点を気に入ってくださって・・・
「古事記」は、ファイストス円盤にも劣らない世界の至宝です。これなくしては、聖書の謎も古代史の謎も不明のまま人類史は終焉するところでした。
ヨセフ・アイデルバーグ氏(14年の間、日本の言語・宗教・歴史を調べた)は、京都の護王神社に2年間出仕して、神道を研究された方です。
軍の高官にもなられた方で、信念をもって発言された方ですが、多くの勘違いを免れませんでしたが、「古事記」「日本書紀」については、次のような「正鵠を射た」発言をされています。

「まさに、『古事記』『日本書紀』は形を変えた『旧約聖書』なのです。神武東征神話も約束の地カナンへ旅するヘブライ人の記述に符合します。両者とも、東方にある神の与えた地を目指すのです。
日本では、それを決めた地が日向・曽富里の高千穂峰であり、聖書ではホガーのサハラ高原のタハト山です。」

http://hexagon.inri.client.jp/floorA3F_hb/a3fhb412.html

と述べておられます。

「交通事故!!」でお亡くなりになって、研究が中断されたことが惜しまれます。

彼のもっとも大きなミスは、日本には10部族が到着したと言っていることです。
ヨハネの黙示録が明かすところによりますと、12部族全員が日本に帰還したのです。
その数も「謎が解き明かされた時の人口で万の万倍と千の千倍、都合、一億百万人」と預言されています。
ですから、一割強の方は、約束の民ではないことまでが、ちゃんと預言されているのです。
この方々が、日本の歴史について、多くの迷妄をばらまいていて、本来の日本人が、すっかり洗脳されてしまっています。

五節句様は、約束の民にまちがいありません。約束の民なら、わたくしのブログを喜んでくださるはずです。
喜んでくださる方が増えること、これが、わたくしの生きがいです。


神器は、日本が占領下に置かれて、徹底的に探索されることを知っていた預言者たちによって、別の場所に保管れていたのです。
それは、「ファイストス円盤と照合して洗いなおせば、わが日本国民が誓約の民であることを証明できる物実」です。

この、日本の大ロマンがひろく国民に理解されるようになりますように、お知恵を貸してください。
有難うございました。
2011/12/14(水) 09:55 | URL | 「考古学の再検証を!」 提唱者 #-[ 編集]
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