与那国島沖の海底遺跡が世界史のどこに組み込まれ得るかという問題は未解決の分野です。 せっかくですから、この巨大なテーマを、自由な発想と柔軟な心で考察する(ブログ上の)素人学会ができれば・・・と夢みています。

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8 世界図とアトランティスの謎

8 世界図とアトランティスの謎

TOマップの世界の中心

TOマップの世界の中心 エルサレム
「TOマップ」という900年頃の地図があります。
中学校や高校でつかう地図帳の後ろの方に小さく載っています。

世界の中心をエルサレムとしているのがこのTOマップ」です。

       TOマップ011

中心にエルサレムが置かれ、東の端(上)に、オリエント、パラダイスという文字と、エデンの園の象徴である「命の樹」と「アダムとイヴと蛇」が描かれています。
聖書の「エゼキエル書」(紀元前590年頃)5章5の次の記事からも、この思想を垣間見ることができます。、
  
  主は云われる、これはエルサレムである。
  わたしはこの都を諸国の真ん中に置き、
  その周りを国々が取り囲むようにした。

エルサレムに都を建設したのはダビデ王(紀元前1000~961年在位)です。

世界をアシア、アフリカ、ヨーロッパの三界に分けているのがTOマップの大きな特徴です。
世界を分けるTの横軸は、タナイス川(ドン川)と紅海(ナイル川も)、縦軸は地中海、そして、Oはオケアノス(大洋)を表しています。
こうして分けられたアジアは「朝」、ヨーロッパは「夜国=ヨルオピア」という日本語から来ていると、木村鷹太郎氏は説いています。ヨーロッパはフェニキア建国のカズモスの妹のヨーロパ姫(エウロペ姫)の名です。これは、ギリシャ神話などでも知られている古い言語であり、アシアもまたエジプトの碑文などで見られる古い言葉です。こうした、世界の古代史のなかで、きわめて重要な地名が日本語であると言うのは愉快なことで、古代の先祖たちの知恵の計り知れない高度さに驚かされます。
世界を夜と朝で表現しているのを見ますと、地球が丸いことを知っていて、緯度経度などから様々なことを割り出していたということを示唆しているように思えます。
ところで、聖書以前のギリシャ神話では、世界の中心はギリシャにあったようです。


古代世界の中心はギリシャのデルフォイ?

世界のへそを示すオンファロス
オンファロスは、ギリシャ神話の、世界の中心伝承を示す石であることは、前の項目で述べました。
「ゼウスが世界の両極から放った鷹が、ぶつかって墜落したところがデルフォイだった。そのために、デルフォイが世界の真ん中である」という神話です。この神話には地球が丸いという観念が示唆されています。
このように、世界が球状であることを示唆している古代の書物があります。
プラトン(前427-347年)の「クリティアス」と「テマィオス」です。




プラトンの「クリティアス」のアトランティスの謎

木村鷹太郎氏の説
「アトランティスの東極はスマトラである」と、木村鷹太郎氏も「希臘羅馬神話」教文社 1926年に、次の見解を載せています。

  プラトンの「政治家」篇の、「世界が反対方向に逆転した」との記事は、
  東極のアトラス国が、クロノスの時代に、西部アジアから極西の地に移され、
  アフリカにアトラス山脈、大西洋にアトランティス海の名を刻した。
  その後、革命によって、クロノスの代に転覆せられたことを暗示している。
  ゼウスの代となり、次第に極東に移ったことは、スマトラに、アトラスの名を得るに見る。

なるほど、スマトラはアトラスのアナグラムなのですね。そして、「世界が反対方向に逆転した」という、プラトンの言葉は、「古事記」神代巻の伊邪那岐命と伊邪那美命が「おのころ島」に於いて、「汝は右より廻り逢え、我は左より廻り逢はむ」という「逆転」の記述と、「日本書紀」にある「逆廻りの記述があることを想起します。

建築家の渡辺豊和氏の説

地球図
渡辺豊和氏は、著書「発光するアトランティス」人文書院1991年において、アトランティス西極の国はエジプト、東極のそれはセレベス=スラウエシ(インドネシア)であろうと記しています。

渡辺豊和氏のこの地球図から、わたくしは、「アテーナ女神の知恵のシンボル梟」を想起します。また、天照大御神が伊邪那岐命の右の目から、月読命が左の目から生まれたことを連想し、さらに、アテーナ女神がゼウス神の前額から生まれたという神話が天照大御神の誕生神話と同一で、要するに、これらの「目」とは、アトランティスの西極と東極のキャピタルの表現ではなかったかと考えられるのです。
「発光するアトランティス」渡辺豊和 人文書院1991年

正十二面体        
渡辺豊和氏は、上記の書で、
プラトンが「ティマイオス」で、5個の正多面体のうち「正12面体のみは神の立体である」としているが、2頂点を両極に重ねた正12面体を地球に見立てているのではないか、そして、2頂点を除いた10面に連携しているのが、「アトランティスは世界を十人の王で分割統治していた」という記事であろうと述べています。

渡辺氏はまた、トルコの古い寺院の入り口上部にある図のような「正12面体」のレリーフは、地球のシンボルであると書いています。
私も、トルコでそれを見たときに「地球」かつ「亀の甲」でもあることを直感しました。
蓬莱山や妙見神が、亀の甲の上に立っているのは、亀が丸い地球を暗示していたのだと思います。
フランスのシャルトル寺院には、「球形の籠」と「魚の隣に配されているアリストテレス」のレリーフがありますが、この籠もまた地球の表象ではないかと思います。
聖なる「亀蛇」や、聖なる「玉押しコガネムシ」は、地球のシンボルだったのではないでしょうか。むやみに、迷信的に、「亀蛇」や「スカラベ」をあがめていたとは思えないのです。





渡辺豊和氏は、「発光するアトランティス」で、
プラトンの「クリティアス」中のアトランティス平野図(下図)についても、「世界地図を暗示したものである」と説いています。
  
  アトランティス平野図について、
  地球を平面にする場合、縦横30区画の正方形となるべきを、
  「横30、縦20の図」となっているのは、
  現在の経緯度で、「経度は360度全てを表し、
  緯度については240度分のみを表わして、
  北緯60度以北と南緯60度以南、計120度を除外した世界図」と
  解釈できる。

わたくしは、この渡辺豊和氏の説に賛同します。

  アトランティス平野図


   
プラトンの「アトランティス中心市街図」
  
  アトランティス図


三重の同心円はキャピタルマーク?
図の「運河」の部分を「海」ととり、中心部を「エルサレム」の代わりに、「クレタ島」をおくと、TOマップとまったく同じ構図となります。
アトランティスの宮都がクレタ島だった時代があったのではないかと考えられるのです。
クレタ島の古名のカフチフ、ケフチフはキャピタルの語源だといいますが、日本では、京を「ケフ」と書く習慣が第二次世界大戦敗戦まで続いていました。
ケフチフは、日本語で京中、あるいは宮中と読めます。

また、プラトンは、アトランティス市街図の同心円の中心部には、アトラスの父のポセイドンの神殿があったことを書いていますが、ポセイドンとは、「海」「馬」、さらに、「見ること」「目」を意味しています。
プラトンのアトランティス中心市街図(左図)の同心円は、その「目」であり、かつ、キャピタルマークではないかと思うのです。
プラトンのアトランティス市街図や、ゼウスのオンファロスにまつわる神話は、ダビデがエルサレムに都を築く以前の情報を伝えているように思えます。

そして、この「同心円」図は、的を貫く矢」即ち、「矢的」、「大和」「三輪」「三重」を暗示していると考えられるのです。それは「目印」でもあります。
ウガヤフキアエス=アトラスの母である玉依姫が三輪の神の妻であったことも、これに加担する要素ですし、奈良には、「三輪神社」と「二辺が3、1km、他の一辺が2、4kmという巨大な幾何学的矢」で構成する「矢的」が存在します。そして、これについても、渡辺豊和氏が、興味深い発見をしていますので後に「24 三輪の神の謎とギリシャ神話」に掲載します。
三輪神社のエリアの明日香地方は、例の、世界の中心を示す「須弥山石」や、「亀が西むけば世界は泥の海」という伝承をもつ巨大な石亀、そのほか、巨石の加工品が点在している不思議スポットなのですが、これらの謎について思いをめぐらせているのは、私たちのようなアマチュアばかりです。

そろそろ、アカデミックな世界でも、こうした研究を取り上げて、人類の歴史を見直して欲しいものです。


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コメント
神代の巻
記紀の神代の巻は、地球規模で考察してゆかなければ
理解できないのかもしれませんね。
古代の謎解きは、物理学、生物学、建築学など、
現代のテクノロジー知識を持ってしか、解明できないと、
半ばあきらめかけてました。しかし、古代文献などの、
言語によるものだけでも、相当真実に迫ることが
できる事を、ここで学ばせて頂きました。
今、アトランティスの暗号 コリン・ウィルソン著を読みかけですが、
ポール・シフトはごめんですぅ~。!(。□。;)!!!(;。□。;)!! ショック
2008/10/22(水) 17:25 | URL | シーター #-[ 編集]
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世界図とアトランティスの謎

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