与那国島沖の海底遺跡が世界史のどこに組み込まれ得るかという問題は未解決の分野です。 せっかくですから、この巨大なテーマを、自由な発想と柔軟な心で考察する(ブログ上の)素人学会ができれば・・・と夢みています。

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43 世界最大級のミステリー 「魏志倭人伝」

82 邪馬台国への行程 2 続

2 從郡至倭、循海岸水行、歴韓國、乍南乍東、到其北岸狗邪韓國、七千餘里

 郡より倭に至るには、海岸にしたがいて水行し、
  韓國をへて、しばらく南し、たちまち東し、
  その北岸の狗邪韓國に到る。七千余里。


「魏志倭人伝」がこのように、「韓国」即ち、イタリアの「カラ」「ガラ」「ガリア」「カラブリア」を持ち出しているのは、ここでイタリア建国の前史である謎の「エトルリア文明の産鉄」と倭人の関係を辿らせようという意図があるように見受けられるのです。

陳寿の書いた「三国志 魏書 東夷伝」の倭人伝を、ここでは通例に従って「魏志倭人伝」と云っているのですが、同じ「三国志 魏書 東夷伝」の「弁韓・辰韓」の記事には、次のように記されています。

國出鐵、韓諸・`皆從取之。諸市買皆用鐵、如中國用錢、又以供給二郡。
「国は鉄を産し、韓倭の人々は皆こぞってこれを取っている。諸市は皆、鉄を中国の貨幣のように売買に用いる。また、これを二郡に供給している。」

「弁韓・辰韓」で倭人たちが、こぞって鉄を取っていて、そのあたりでは、鉄がたいそう普及していたというのです。
また、この「辰韓と弁韓は合計四、五万戸」とあり、20万人以上の人口を擁する都市でした。
そして、「馬韓」は「十余万戸」という大都市として記されています。

古代において、馬韓十余万戸とは、少なく見積もっても50万以上もの人口の大都市が存在したということです。しかし、朝鮮半島内では、このような巨大都市の痕跡は見つかっていません。この大都市が見つからなければ、この「三国志 魏書 東夷伝」記事中の「韓国」や「馬韓 弁韓 辰韓」が朝鮮半島にあったとはいえません。

「魏志」の韓伝の記事中の弁韓の「弁」とは、エジプトのピラミッドの天辺の石を「ベンベン石」といい、これがフェニキアの古名からきていることから、「弁韓」はフェニキアの領地であったと考えられます。弁天様の「弁」もここからきており、それは「ヴィーナス」、「フェニキア(赤 紅 弁)」、「ヴェネチア」などと関係ある言葉ですから、「弁韓」とは、イタリアのヴェネチアを含むエリアであったと考えられまず。
すなわち、「弁韓・辰韓・馬韓」とは、朝鮮半島内ではなく、イタリア半島のガリアやカラブリアの地であり、倭人がエトルリア文明に参画していたことを告げるものであると考えられるのです。



忘れさられていたエトルリア文化と鉄
エトルリアの本拠地はローマの北にあって、数百年にわたり北イタリアを支配していましたが、ローマに征服されてからはエトルリアについての知識が消滅してしまい、すっかり忘れられた存在になっていました。
エトルリア文明の存在が浮かび上がったのは、ルネッサンスの時代以降のことですが、今なお、エトルリア人がどこから来て、何処に去っていったのか謎につつまれた存在なのです。

このエトルリア人の正体を尋ねるのに欠かせない遺跡がイタリアのポプローニアにあります。エトルリア人たちは、ポプローニアに古代工業都市が存在していて、400年間ほどの間、毎年膨大な量の鉄を生産していたということが、膨大な量の産業廃棄物=鉱滓(こうさい)から判明したのです。
古代に於いて、ほぼ4世紀にわたって続けられた鉄の精錬産業の廃棄物である鉱澤は約200万トンと推計され、面積にしてほぼ200ヘクタールに及ぶ地域に堆積して人工の小さな丘をつくりあげていました。
その残っている鉱滓の総量からポプローニアでは、毎年1万2000トンもの鉄が精錬されていたと計測されています。

対岸のエルバ島や内陸から採掘された銅や鉄を精錬する為の工場が多数海岸沿いに立ち並んで、そこで鉄が精錬されていたことがわかっているのです。

このポプローニア、フィレンツェやシエナやピサなどの街がある地方は現在「トスカーナ州」と呼ばれていますが、このトスカーナという地名は「エトルリア人」に由来しているのです。
「エトルリア人」のことをローマ人たちは「エトルスキ」と呼び、その居住地を「エトルスカ」と呼び、その弱音の「エ」が無声音化して、「トルスカ」、「トルスカナ」となり最終的には「トスカナ」に変化したものだといいます。
つまり「トスカーナ」とは、「エトルリア」のことであり、このイタリア中北部一帯はその「エトルリア人」の本拠地だったということが、今日では、よく知られています。

このトスカーナ地方は素晴らしいワイン用の葡萄の生産にも適した土地柄で、紀元前8、9世紀頃から、すでに農業も土木も建築や鉱業においても非常に高度な技術を誇っていたこと、また、トスカーナ以外でも、マントヴァ、ウンブリア、カンパーニア、シチリア、また、クマエ(現ナポリ)でエトルリア人たちが交易に励んでいたことなどがわかっています。

このウンブリアを海原、クマエを熊野と記しているのが、わが国の国典「古事記」「日本書紀」です。


「古事記」神代巻の末尾 抜粋
天津日高日子波限建鵜葺草葺不合(ヒコナギサタケウガヤフキアエズ)命、その姨(おば)玉依毘売命を娶(めと)して、生みし御子の名は、五瀬命、次に稲氷命、次に御毛沼命、次に若御毛沼命、亦の名豊御毛沼命、亦の名神倭伊波礼毘古命。4柱。
御毛沼命は、波の穂を跳みて常世国に渡りましき。
稲氷命は妣(はは)の国として海原に入りましき。

「日本書紀」神武紀 抜粋
「稲飯命・・・海に入りたまい、鋤持(さびもち)神となる。」

稲氷命が入られた「海原」とは、イタリアのウンブリアUmbria(海原)のことです。
稲飯命が鋤持(さびもち)神となられた」とは、古代イタリアの中に「サビーヌ人Sabinus」がいたという史実に一致します。「サビ」とは鉄のことです。
そして、神武記に記されている「血沼(チヌ)の海」とは「チレニア」のこと、「熊野」とは「クマエ クマノスCumanos」のことです。
「アイネィアス」のイナイおよびイウレウスにも海上に難船の記事があり、その地点はイタリアのクマノ海 クマノスですが、稲氷命および磐余彦命の難船は熊野海で、両者は同じです。
また、「姓氏録」は稲氷命を以って新羅の祖となすが、極東の新羅でゃなく、イタリア南部をシラキウスSeyllaciusと言う、このシラキのことを言っているのです。

「稲氷命」「稲飯命」とはローマ建国の祖のアイネイアスのことで、トロイア戦争のさなか、[神宝」を運び出したといわれている人物ですが、その神宝が天の羅馬船に載せられて日本に伝えられたらしく、この「羅馬船」をわざわざ「あめのかがみのふね」とよばせているのです。これは、わが国に運ばれた「神宝」が「羅馬」すなわち、ローマの船で運ばれてきたことを物語っていると木村鷹太郎氏は説いています。
また、神武天皇をイワレヒコといいますが、これもトロイアのイウレウスIuleusのことで、「ウス」は人物語尾のusにして、日本の「氏」にあたり、また「彦」にあたる語であり、イウレウスの「イウレ」は、トロイの別名Iliumと同一語にして「磐」を意味し、イワレ彦命に対して、「磐余(イワレ)」に一致します。


ヘシオドス著「神統記」(紀元前7世紀初め頃)の掉尾と
 「古事記」「日本書紀」の神代の巻の掉尾


ヘシオドス著「神統記」の掉尾は、「栄えあるテュルセノス(ティレニア海)のすべての民」を謳っている記事です。これは、トロイア人のイタリア建国を称えた頌歌なのです。
そして、このヘシオドスの「神統記」の掉尾と同じ内容が、先ほど解説した「古事記」「日本書紀」の神代の巻の掉尾と同じ内容であることを、私は発見しました。


ヘシオドス「神統記」 末尾 要約
トロイア王家のアンキセスとアフロディテーとの間に生まれたアイネイアス、および、
オデュッセウスとヘーリオスの娘キルケーとの間に生まれたアグリオスと、
非の打ちどころなく、力あるラティノス、そして、
(アフロディテーの恵みをうけて生まれた)テレゴノス(チレニア人)・・・


こうした記事が、「古事記」「日本書紀」神代巻の末尾と一致しているのです。

ウェルギリウスの叙事詩「アイネィアス」の主人公アイネィアスは、トロイア王家のアンキーセースとアプロディテー女神即ちヴィーナスとの間に生まれたと書かれています。
ヴィーナスの夫は鍛冶神ヘファイストス鍛冶神ですから、その息子アイネィアスが、エトルリアで「鋤主(さびぬし)の神となられた。」と言う記事と整合します。
アイネィアスがトロイア王プリアモスの娘クレウーサを妻としてもうけた息子はアスカニオス(別名ユールス、イウールス)です。このイウールスはローマの名家ユーリア氏族 Iuliaの祖といわれています。



「日本太古史」木村鷹太郎著 博文館 明治45年刊から 抜粋
彦穂穂手見命の子のウガヤフキアエズ、即ち、アトラスは、豊玉姫の妹玉依姫と結婚して、生まれた御子たちは次のような歴史的人物である。


神倭伊波礼毘古命     イウレウス  トロイア王子 ローマ建国の祖
稲氷命=稲飯命      アイネイアス トロイア王子 ローマ建国の祖 
御毛沼命=三毛入野命   ミケイリノス=メンカウラー  エジプト王


ウガヤフキアエスとは、Ουραν γαια φορκιζ のギリシャ語の、
天=ウラノスのウと、地=ガイヤのガヤ、
支持するを意味するフォーキュスとの合成語であり、
天を父とし地を母として地の両極にて天地を支えるアトラスのことである。 

  ウラノス     Ουραν  の略      宇=天 
  ガヤ=ガイア   γαια           地
  フキアエス    φορκιζ         支持者 
  
中国の史書に詳細に伝えられる天皇氏がウ、地皇氏がガヤに相当し、大昊伏義氏、又は庖犠氏と呼ばれるもののことである。その「フッキシ」「ホーキシ」が、ギリシャ語のPhorcysとの同一性を示しており、また、伏義氏、あるいは庖犠氏が竜蛇で表象されることでも一致している。
天皇氏地皇氏に続いて記される人皇氏とは、ヒト=ヘテ人をいう。


ヘシオドス「神統記」とホメロス「イリアード」「オデュッセイア」は、「古事記」「日本書紀」そして「魏志倭人伝」とリンクして、トロイア王家の「アイネイアス、イウレウス」の実態と消息を伝えようとしているのです。
8000キロメートル以上隔たっているギリシャと日本の書物が全く同じ記事を掲げているという驚くべき事実を無視したまま古代史を語ることはできません。

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